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亀山トリエンナーレ2017アワード

亀山トリエンナーレ賞の発表について

今回展示された作品を慎重に選考の結果、以下の方々に亀山トリエンナーレ賞を送ることになりました。制作視点のユニークさ、技術力などを中心に選考をおこないました。

選考 井上隆邦


武井琴:身体表現としてのダンスとコマドリ映像を融合させた女史の作品は、その試みが斬新であり、表現の新たな可能性を予感させた。シンクロ技法を取り入れた映像ではトリエンナーレ開催地亀山の自然と風土が取り入れられ、映像の瑞々しさが印象に残った。ともすれば難解となりやすい現代美術作品を楽しく見せる工夫も見逃せない。



中尾広道:元荒川楽器2階に設けられた空間で上映された3作品は、いずれも入念な準備のもと制作されており、撮影技術、編集技術ともに優れている。静かな時間の流れを実感させる"物語性"が中尾作品の特色で、作家の更なる活躍が期待される。



A(C)笠井祐輔:見る側の感性や想像力を刺激し、多様で幅広い解釈を可能にする作品。老朽化した和室に浮遊するA(C)笠井祐輔の巨大な"胎児"は、そうした醍醐味を満喫させてくれる作品であった。風景に溶け込んでいるようで、溶け込んでいない"胎児"の持つ二律背反的な性格は、「解剖台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会い」という名台詞を思い起こさせる。作品と空間のバランスも良く、シュールな演出が目を引く。