KAMEYAMA TRIENNALE

EN

NEWS

2016.1.14まちなかARTサミット~あーやこーや 亀山で語ろう

まちなかARTサミット~あーやこーや 亀山で語ろう

2015年10月11日街なかで美術展を開催している5団体が参集しアートと人と街の関わり方の原点を語り合いました。

「亀山トリエンナーレ2017」をめざして2015年はプレ企画展示~ART・時空(とき)を 超えて~を開催しました。 明治の初めから呉服商(枡屋)を営んでいた東海道沿いの旧舘家。現在は亀山市の文化財建造物として保存され、往時の佇まいを残しています。

今年度は、監修者である井上隆邦さんによって選出された13組のアーティスト(亀山トリエンナーレ参加作家)が旧舘家の空間に作品を展示 しました。「和の空間に置かれた現代アート」は、斬新でドキッとする面白さがありました。まさしくそれは「化学反応」そのもの。 土曜・日曜・祝日(9.21~11.29)だけの開館でしたが、約1,500名の来場者に時空(とき)を超えたARTを愉しんでいただきました。 10月11日には、まちなかで「場」を活かした美術展を開催している5団体が集まって「まちなかARTサミット~あーやこーや亀山で語ろう~」を開催しました。

5団体の代表者がそれぞれの地域での活動を紹介。そのあと、田島悠史さんのコーディネイトでディスカッションを行いました。 地域のなかでのアートの可能性を探るには。アートは生活者にどのようにかかわれるのか。社会はアートによって変革するのか。 「地域とアートと人」の原点を見つめなおす充実したサミットになりました。 各団体の皆さま、参加していただいた皆さま、ありがとうございました。

「亀山トリエンナーレ2017」を見据えて、2016年には参加アーティストを選考するコンペとアートディスカッションを開催します。2008年 から2014年まで開催してきた「アート亀山」から数えて8回目のアートの祭典「亀山トリエンナーレ2017」はもう、間近に迫ってきています。 実行委員一同、2016年は「亀山トリエンナーレ2017」に備えて万全を尽くし準備の年に致します。

ご協力いただきました亀山市をはじめ、関係者の皆さまに、心よりお礼を申し上げます。 ささやかな記録誌ですが2015年の記録として発行します。 亀山トリエンナーレ実行委員会

第二回「亀山トリエンナーレ」が来年2017年に開催される。 このトリエンナーレの前身である「アート亀山」が初めて開催されたのは2008年だから、かれこれ10年近い歳月が流れたことになる。

この間、一連の企画に参加したアーティストは延べ360組(グループ参加は1組とした) この事業を通じて新境地を開いたアーティスト、更にはその技を磨くため海外に赴いた若者など、彼らのその後の活躍が印象に残る。

来年の「亀山トリエンナーレ」まであと一年半。準備期間は長いようで短い。多くの方々の協力のもと、内容の濃い展覧会を期待したい。 アドバイザー 井上 隆邦(亀山トリエンナーレ監修・前三重県立美術館長)

「山椒は小粒でピリリと辛い」ということわざは聞いたことがある人も多いと思う。 ところで、これと同じ意味のことわざは世界中にあるらしい。ドイツなどでは「小箱の中には上質な香油」などと言うそうだ。「小さいものの中に良いものがある」という現象は、ある程度どこでも通用する「真実」なのかもしれない。

...だからという訳ではないのだが、国内で実施されている地域アートイベントのうち、ぼくは小粒なものに関わることが多い。今回の「まちなかARTサミット~あーやこーや 亀 山で語ろう」では、「小粒でピリリと辛い」5つの地域アートイベント団体の主催者たち と、コーディネイターとして交流する、貴重な機会を頂いた。

ぼく自身、運営していたことがあるから分かるのだが、小規模地域アートイベントの関係者たちはどうしても閉塞的になってしまいがちである。外から人を呼んだりする余裕も、外の土地で話す余裕も、実務に直接関係ないことをやる余裕も、小規模地域アートイベントの主体者には作れないぐらい忙しい。

今回はそんな激務の隙間を突き、「社会からの自律」と「社会との共生」の間でアートを続ける知恵を聞くことができたことが一番嬉しかった(もっともっと聞きたかった!)。このような企画を実施した亀山トリエンナーレ関係者の皆様、交流して頂いたアートイベント関係者の皆様には深く御礼を申し上げたい。

あと嬉しかったのが、運営に携わってくれた者の中には、20代~30代前半の若手が多か ったことである。ぼくも30代なのでまだ「若手」と言われる立場だが、やはり20代でな ければできない仕事がある。亀山の土地でも、若い人たちが関わってくれていることはと ても嬉しい。これからも、もっといろんなことを話したい。一緒に学んでいきたい。

今後の展開としては、今回生まれたつながりを発展させ、小さな地域アートイベントについて「語る場所」が生まれて欲しい。そのためには力を尽くす準備はできています!
コーディネイター 田島悠史(宝塚大学・大学院専任講師)

まちなかARTサミット~あーやこーや 亀山で語ろう

岩崎 (奈良)
ふとした折に『自分たちのアートイベントのあり方』を考えています。今日もです。きっと、これからも模索しながら。

伊藤 (郡上八幡)
歌人と造形作家との新しい出逢い・交流が魅力。歌人なんて普段なかなか会える人たちじゃないですからね。 個人的な思いつきで始めたことが、実はおもしろいイベントになりますね。

加藤 (木津川)
年々、地元にアートイベントが定着しているのが実感できます。ボランティアなど力を貸してくれる人が増えているから、まちの祭りを感じています。

リンダ(紀伊長島)
人と人をつなぐことに興味があります。アートイベントでお世話になっている街に少しだけ恩返しできるんです。

堂本 (亀山)
人手やお金は、いつも課題ではある。これからも続けていくから真剣に他の 地域の取り組みを聞いてみたいと思いました。亀山でしかやれない、亀山だけのトリエンナーレを目指します。

井上 (アドバイザー)
それぞれの地域の特性や文化を活かしているのが面白いところ。どう存続 させていくか、運営していくのかも含めて今後の展開に期待したい。

田島 (コーディネイター)
これからの日本の主役となるべくは、予算規模が小さい『街のイベント』なん じゃないかと思っています。難しいからこそおもしろさがあるんじゃないで すかね。今回生まれた「つながり」を発展させれば、増々面白くなりますね。

夢みるアート展(奈良)岩崎伸一
歌となる言葉とかたち展(郡上八幡)伊藤茂
木津川アート(木津川)加藤史江
くまの古道美術展(紀伊長島)リンダ・デニス
亀山トリエンナーレ(亀山)堂本清文
アドバイザー/井上隆邦(亀山トリエンナーレ監修・前三重県立美術館長)
コーディネイター/田島悠史(宝塚大学・大学院専任講師)